上京して初めて都内に住んだ場所が西武池袋線と東武東上線どっちも使えるところで、定期は東上線のものを買いつつ、時々池袋線に乗って帰る生活をしていた。
池袋線の出口は、西武デパートにくっついてる南口と地上出口の二つしかないんだ、と思い込んでいたある日、地下への階段があることにようやく気付いた。いつも上り電車の後のほうに乗って池袋まで来ていたのだから、途中で階段があるのはわかってもいいはずなんだろうけど、浪人時代でもあったので、これは見えていながら見えていなかったとしか思えない。
で、この階段を下り、改札へ向かって歩いて右側に、大きな立ち食いスペースがある。
そばうどん、ラーメン、丼類、カレー、後そのほかにもなんかあったと思うが、いろいろそろっている。
これは知らなかったと立ち寄って、きしめんを選択すると、なんと汁が透明。この上にねぎととろろ昆布と鰹節がトッピングされたもので、当時うどんやきしめんといったものは汁が黒いのだ、つまりしょうゆ汁なんだということしか知らなかったものだから、非常におもしろくて、ついには定期を池袋線のものに替えて、よく食べて帰ったものである。
先日、石神井に所用で出かけた時に、帰り際立ち寄ってみると、西武の売店があった場所が本屋になっていたが、フードスペースはまだまだ健在であった。
ところで何の話をしようとしていたのかというと、マリーンズの次の外国人候補のこと。
西武池袋線で西武ドームまで通勤していた彼、サイン攻めに会わなければ電車好きらしいし。
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