ロッテの今江敏晃内野手(25)は5日、4700万円増の年俸1億2000万円で契約を更改した。昨季30セーブで抑えに定着した荻野忠寛投手(26)は2500万円増の年俸6000万円でサインし、ロッテは全選手が契約を終えた。今江は終盤、故障に泣いたが、チームトップの打率3割9厘など好成績を残した。8年目での大台突破に「子どものころからプロになって1億円稼ぐのが夢だった」と実感を込めた。(金額は推定)
球団フロントとの対立の末に今季限りでの退団が決まったロッテのボビー・バレンタイン監督(58)の後任に、OBの黒木知宏氏(35、野球解説者)が急浮上した。チームの大改革を掲げる球団では、2010年以降の監督人事に関しても若返りを図る方針で、ファンに根強い人気を誇る黒木氏の招へいを水面下で模索。今オフにも、69年に球団名がロッテに改称されて以降、史上最年少監督が誕生する可能性が出てきた。
球団創設40周年を迎えチーム改革を推し進めるロッテの次期監督候補にジョニーが浮上した。球団関係者は「黒木なら世代交代にふさわしい。知名度は抜群だし、今もファンから強く愛されている。候補の1人になる」と明かした。
ロッテが、フィリーズを退団した井口資仁内野手(34)獲得へ、2年総額4億円と「指導者手形」を用意していることが2日、明らかになった。井口は昨年中の移籍決定を目指してオファーを待っていたが、現時点で米国から具体的な話はない。日本では複数球団が水面下で獲得に乗り出していることから、ロッテも高条件で本格交渉に臨むことになった。今月初旬に石川晃副代表が本人と直接交渉を行う。
ロッテが井口に「終身雇用プラン」を用意する。3日に滞在先の米国から帰国予定の井口に対し、最大限の誠意を示す方針を固めた。井口の実力だけでなくメジャーでの経験や人間性も高く評価しており、将来的に引退後はコーチなど指導者として球団に残る道を用意するという。球団幹部は「選手としても期待しているが、その後もロッテを引っ張る存在になってほしい」と、球団あげての熱意を口にした。
日本の複数球団が水面下で獲得に乗り出す中、ロッテはマネーゲームではなく人脈と終身雇用プランで口説き落とす構えだ。
ロッテが09年シーズンから球団専属の気象予報士の導入を検討していることが31日、わかった。本拠地・千葉マリンの天気を球団のホームページ上で知らせ、さらなる観客動員を目指す。
西岡はことし北京五輪で活躍し、シーズンでも2年連続で打率3割に届いた。来季は200安打での首位打者獲得と盗塁王奪回を目標に掲げ「WBCメンバーから外れた悔しさをぶつけたい。(返上分は)来年取り返す」と雪辱を誓った。(金額は推定)
ロッテの瀬戸山隆三球団社長は29日、2008年の赤字額が昨年と同等(約28億円)だったことを明らかにした上で、12年までに赤字を10億円程度まで削減したい意向を示した。同社長の計画によると、10年に20億円程度に減らし、さらに1年ごとマイナス5億円で、12年には10億円に到達できるという。