今季は里崎、サブローら主力に負傷者が続出。一時はボビー政権下ワーストタイの借金12と低迷。そこから盛り返してCS争いに加わりながら力尽きた。バレンタイン監督は「選手に大きなケガもあり、数カ月前はCS争いに加わることはないと思われていたが、あきらめず全力で戦ってくれた。誇りに感じます」。投手陣では当初、YFKが抜けた救援陣の整備に手間取ったが指揮官は「リリーフが弱点と思われていたが全く逆。強みの一つだった」と最後まで粘ったナインをねぎらった。
ロッテが今季8度目のサヨナラ負けで5位に転落した。10−8で迎えた9回裏。今季24セーブの守護神荻野が制球に苦しみ、犠飛で1点差に迫られ、なおも2死満塁から4番ローズに真ん中直球を右前へ運ばれる逆転サヨナラ2点適時打を浴びた。「ボール全部のコントロールが悪くて最後まで修正できなかった」と、ぼうぜんとした表情で振り返った。