【8回表】
Giantsも比較的早目の継投。内海の後は西村、そして越智とつなぎます。
越智はこのシリーズはLionsを完璧に封じ込めており、この越智を崩さない限りLionsは活路を開けませんが、8回表、片岡に死球を与え、なおかつ次打者栗山の初球に盗塁を敢行し成功させたことで、バッテリーが揺らいでしまいました。この後栗山が送りバントを決め、中島のサードゴロで片岡は本塁を陥れてしまいます。初回は三本間に挟まれチャンスをつぶしてしまった片岡ですが、8回は思い切ったリード、バットに当たったその瞬間のスタートの抜群さで、ギャンブルラン・ギャンブルスタートを成功させました。
越智・鶴岡のバッテリー、片岡の死球以降は内角を突く速球は影を潜め、コントロールも危うく、変化球に頼る投球。中村、野田に四球を与えた後、このシリーズで光る平野が中途半端なコントロールの速球をセンター前にはじき返し、これが決勝点になるタイムリーに。
Lionsは2004年のシリーズでも石井貴が仁王立ち、今回も意外なところから(多分首脳陣には計算が立っていたかもしれないけど)伏兵が大活躍。MVPは岸になりましたけど、勝負を決めた東京ドームの6・7戦、正に平野のためのシリーズになっていました。
【シリーズ全般】
シリーズ前に、球場の狭さとか考えて、本塁打乱れうちの乱打戦だらけなシリーズになるのかなあ、それは大味でなんとも、と思っておりましたけど、多少そういう傾向があり、組み合った試合が少ないかな、というきらいはありましたが、両軍の投手陣、特にLionsの岸、涌井、Giants中継ぎ陣の投球が光りましたね。第7戦は本当に好ゲームでした。
それにしても西武ドームでは少々大味で、東京ドームのほうが接戦になるというのは、ちょっと不思議な気もします。
【アジアシリーズ】
Lionsはこうして
アジアシリーズに出場することになりましたけど、今年のアジアシリーズはライオンズだらけ。
【中国棒球協会(CBA)】 天津ライオンズ (初出場)
【中華職業棒球大連盟(CPBL)】統一ライオンズ(2年連続2度目)
【韓国野球委員会(KBO)】 SKワイバーンズ(2年連続2度目)
【日本野球機構(NPB)】 埼玉西武ライオンズ(初出場)
韓国、サムソンが出場していればオールライオンズ対決だったんですけどね。
毎日ライオンズ対ライオンズが組まれるということになってます。
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