
3月15日は、試合開始前に新入団選手の紹介があり、試合後にはジョニーの引退セレモニーがありと、時代と時代の境目を思わせるような、そんな一日になりました。
引退セレモニーのある試合、どうしてもマリンにいけない。
初芝の時も、諸積のときも、ネットで様子を見る。
今回も、ネットでしたけど、熱い魂が画面からたくさん伝わってきた。
ラインをまたぐ前、柔和な表情をしていた彼の表情は、ラインをまたぐ前、一礼をして
マウンドに上がった後は、いつもの、試合で投げる時のジョニーの表情。
サブロー・礒部・そして福浦。
この3人との勝負の一球一球に、13年間のすべてをこめて、悔いのないように、28000以上集まったファンに失礼のないような、そんな投球をしてくれたなあ、と思いました。
気持ちのこもったボール、その球筋には、黒木知宏とはどういう男なのかがふんだんに表現されていたような気がします。
黒木知宏とはこういう人間なのだ、というものを、
本当にいい球だった。
球速がどうとか、コントロールがなんだとか、変化球のキレがあれだとか、これならまだやれるじゃないかとか、そんなことはどうでもいいんです。
本当に特別な投球、そういうものを見せてもらえて、うれしかったです。
じゃあ、また、グラウンドで会える日を待っています。